しょうたさんの歴史③ 〜おおしま脱走、そして伝説へ〜

 

 

 

 

こんばんは、正太です。

今日は出血大サービスで③まで公開!

すごい!

 

 

 

そしてとうとうこの次は最終章、

 

 

 

正太さん一行は果たして天竺へたどり着けるのか???(無視で大丈夫です)

 

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しょうたさんの歴史③

【 ひとり弾き語り期~ひたすらツーマン時代 】

 

 

 


もう毎日毎日毎日毎日、バイトをしながら節約のために1時間半かけて歩く道のりの中で1日1枚まだ聴いたことのない『自分にとって新しいアルバム』をポータブルCDプレイヤー(この時代に)で持ち歩いて道中聴くって決めていろんなCDを聴いてました。aikoとか銀杏BOYZとか。だからか、えっらい自分でもポンポン曲できてましたこのころ。現在のバンド「ダーウィン」の Gt.原 健人 とよく関わるようになったのもこの辺りからです。できた曲のボイスメモをLINEで何も言わずに送りつけてた(意味深)


代表曲:
街灯機関
ベターハーフ
月に獣

 

○この時期の代表曲、というかこのころをすごく思い出す曲が「街灯機関」。


ぐるぐる、ぐるぐる考えてました。めっちゃ寂しかったんですよ。俺なにしてんだろ、ひとりだけ間違えてバンドも駄目にしてお客さんも裏切って、毎日毎日いつまで続けるかもわからないバイトの繰り返しで… っていう孤独の中で見た帰りみちの街灯が、そりゃもう綺麗だったんですね。で、それは孤独だったからたぶんそんなに綺麗に見えたんだろうなあと思って。だから今のさみしいうちに形にしておかないと勿体無いなと思って、その時の ”寂しさの意味” みたいなものを自分なりに歌にしました。


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街の灯りが やけに強く 人を照らして
嘘をついた数だけ
遠くなってしょうがない

もしも君なら 僕より上手く
やってのけるだろう
星より大きく 月より小さい
そんな魂で

,

僕の言うことは 何も信じなくていいから
寂しさに聞けば 全部知ってる
誰ひとり尋ねようがないのは
君以外答えようがないから


「街灯機関」

-

 

 

 

 

 

○そしてそんなある日、

 

 

そのバイト先から突如逃亡しました(土曜昼のピーク時。ホントすんませんでした)。正確に言うと、入り口から入って自分の給料だけとって裏口からスムーズに出ました。(その間30秒)

 

 

あと、勢いあまってそのまま実家も黙って出ました。

 

 

 

このまんまの生活じゃ駄目だ、ただでさえ東京から帰る時あんなに死にかけてまで生き延びたのになんで帰ってきた今もまだ死んだように生きてるんだ俺は!!!!!!!!!!と思ってとうとう強硬手段にでました。

 

何かを残さなきゃ、と思いました。

 

-

 

嗚呼 星の降る夜に縋って
今日も生きていた
嗚呼 この胸の中の獣が
知っている

嗚呼 鳴き声も枯れて
牙も爪もつかえなくなったら
嗚呼 誰に言う?何を見る?

その時 僕はひとりだ


「月に獣」


-

 

○制約がなくなりフリーダムになってしまった大島。それまでのいろんな悩みや日々の疑問、直視してこなかった自分の内面の課題をその時からゆっくりゆっくり時間をかけて考えられるようになりました。

他人と自分の関係性、人を好きになること(男女問わず)人に踏み込むこととは、どういうことなんだ? なども、この時期ふかく考え直してみたりしました。


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きっとひとつにはなれないみたいだ
それでもいいと笑ったあなたの
たった一言もこぼさぬようにと
なるべく傍でわらっていよう

「ベターハーフ」


-

 

○そこから、まずは自分から他人に投げかけることが大事かもしれない! と思うようになり、ただ僕はもともとの心の容量が小さかったので、向き合う人はひとりずつ呼ぶことにして【ツーマンライブ】をひたすらやるようになりました。福岡のライブハウスでダーウィンの拠点、「graf」に頻繁にお世話になりだしたのもこの頃からです。

 

「月と獣」「飴色」「名前のない日」「blue」「息」「ショート・ショート」「椅子」 …

ライブひとつひとつに、毎回タイトルをつけてやっていました。何かしら意味をもたせることで自分の中のものとひとりずつ向き合いたかったんだとおもいます。おそらく。

 

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笑い方なんてもう覚えてない
使うこともないから
とうに忘れてしまったんだ

大口ひらいたら両の端からのぞく
この牙が醜いだろうから
かくしたんだ
傷つけるより傷ついたほうが
ましに思えて

,

分かって欲しくもないとか強がって
人と違うとこ全部にフタをした
君が笑うのはいつでもその後で

” 何を怖がっているの? ”
そう言ってやさしく撫でてくれたね


カイジュウ 」


-

 


○そしてそんな中、その裏ではあたらしいバンド「ダーウィン」が少しずつ動き出していました。結成メンバーの Gt. 原 健人 は僕の曲へのこだわりに、いつまでもいつまでも辛抱強く付き合ってくれる最初のひとりでした。

 


~ 最終章④【 ダーウィン 】 へ続く!~