Seethrus は鋭すぎ

 

 

 


こんばんは!正太です。

 

最近文章を書くのが楽しくて楽しくて仕方ありません!
フォウ!

 


今日は僕の大好きなバンド、【 Seethrus(シースルーズ) 】について書かせていただきます!

わーい!

 

 


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かっこええです。

 


-

 

 


6年前。僕がライブハウスに出入りし始めるようになったころ。


とあるイベントの日、出番になってもVo.だけがステージに現れないバンドがいました。ローカルシティドッグスというバンドです。通称ロカ犬。ステージの一部にぽっかりと空いた穴。それをさして埋める気もないように鳴り出したゆるいベースとドラムのリズム。それが、ちゃんと始まるのか?というお客さんの不安とまざりあい謎の空気を生んでいました。


僕はまだライブハウスという場所に慣れていなかったのでそわそわしながら見ていました。はたして大丈夫なのか、この状況は。ありなのかと。

 

 

そこに突如現れたのが。

 

現シースルーズVo.、当時ロカ犬のフロントマンだった サトウトモヤさん です。


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登場に安心したお客さんたちの謎の拍手に迎えられ、モーセ十戒みたいにバーーーて別れた人混みのど真ん中を通り抜けてくるという。

 

そしてそのままよろしくお願いします、とギターもってバーン!!弾いたら早速弦を切るという。

 

で、そのままはじめちゃうという。

 

 

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大島、めちゃくちゃ覚えています。これこそがライブハウスでライブを見る意味なのだ、とおもったことを。

 

スス、スンゲェ、、、

カ、カッケェ、、、、、

 

と思ったことを。

 

ありかなしかで言うならば、まぎれもなくありだったのです。僕はそこで心をつかまれ、ライブではまさに ”ライブ” をしなければ…!という当たり前のことを思うようになったのでした。

  

 

 

その当時、僕がバンドにのめり込むきっかけになった人とも言えるサトウトモヤさん。

 

 

 

 

 

 

その彼は今。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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どうしちゃったんでしょう。

事故?

 

 

いいえ、違います。トモヤさんはよりフリーダムになってシースルーズのVo.として蘇ったのです。不死鳥(フェニックス)のように。

 

 

 

 

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 さあ、そんな彼が今歌いギターを弾いているバンドが Seethrus(シースルーズ)。

 

Vo. サトウトモヤ

Ba. イマニヒ

Gt. アキコ

 

 

この三人にドラムサポートを加え現在福岡を拠点に活動しているバンドです。

 

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「生きてますか?」

 

軟弱な愛の唄で泣いている
ヒルなあの子も脈を打ってる
誰かの子供なんだ
幸福な日々は弾け飛んだ
掻き集めたって風で飛んでいく
灰になったんだ

涙溜めながら笑って
数えてんじゃねえよ
あの日からの月日を
死んだふりで立ち止まって
終わってんじゃねえよ
嫌でも始まるんだ

 

爆音は搔き消した 叫び声を
物凄くポップな世界で
まるで生きているみたいだ
お陰で今夜はクタクタさ
グッドナイト
素面なルーザー
憂鬱はもうない
なるのはゲイナー

 

強めの言葉で誤魔化してる
クールなあいつもテンパってる
かつては子供だった
高貴な仮面はかち割れた
掻き集めたって手を切るだけの
破片になったんだ

余裕な大人の顔して
睨んでんじゃねえよ
快楽の表面を
楽しむふりしてノルマを
こなしてんじゃねえよ
嫌でも自由なんだ

 

大声でぼやいた くだらねえのに
物凄くポップだ 世界は
欲望は深夜に出掛けた
お陰で今朝はクタクタ
グッドモーニング
退屈なルーティー
虚無とかもういい
やるのさ ローリング

 

 

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歌詞めっちゃ良くない?????

 

 ,

 

シースルーズを聴いた時浮かぶメッセージはひとつ、「なんとなく全部くだらねえ」です。

 

わかりやすくトゲトゲしてるやつが危ないとは限らないのです。大声で馬鹿みたいに叫んでるやつが凶悪とは限らないのです。

本当の鋭さはきっと  くだらねえ、と思いつつも胸のうちに潜めて唐突にザクッと行く小型ナイフのような想い。

 

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「アイラビュー」

イラつくマジョリティーアンド
情けないマイノリティむしろアローン
アンノウンな君たちの病んだ言葉が
100飛んで来たとして答えは1つ

アイラビュー
テレビを消してつまらなそうにする
君の方がつまらなくて
踊り出す場所を探しフロアでダベる
朝まで残った理性の欠片が


アイラビュー

分かった海より深く理解した
尖って行き着く先で笑い会おう
柔軟に絡まって素直に気分を良くしよう
作って壊しておてて繋いで

 

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でも知っています。Seethrus の皆さんはとっても優しいひとたち。

 

ひとはなんで怒るのかな、勝手に相手にがっかりするのかな、と思った時 「人は人に期待をするからそれを裏切られた時にかなしくて怒るのだ」と僕は思いました。 

 

それならばいつも曲の中でくだらねえ!と怒っている Seethrus はみんなに期待してるのです。人を諦めてないのです。

 

 

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「ゆれる」

 

ここに住んでる人たちは皆んな
ここに何もないこと信じてる
だけど 心だけは空っぽにできない
どうしても何かあるんだ

ここで生きてるからには俺たち
人生に意味を見出したいな
だけど くだらなく時間だけが過ぎてく
どうしてもくだらない

 

ゆれる 心が

 

我が人生一片の意味なし

 

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怒っても言わない、怒っても言えない、ぶん殴りたくてもできない、それは反対の場所にある大事なものを守りたいから。

関係のない周りまで台無しにすることはできないからみんなみんな我慢して人との間で生活を続ける。そうやってイライライライラしてても、やっぱりうっかり人を好きになっちゃったりもする。

昔の好きな子思い出して切なくなったりもする。忙しい忙しい、そのバランス感覚。

 

 

とってもとっても人間の人間による”人間らしさ”のためのバンドなのです。

 

 

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「唯一」

 

世界と歩幅が合わない
でもどこかしがみ付けと
従順で柔軟にこなすのも虚しくて

あの人の隣にそぐわない
でも深く愛されたいと
望む 誰より ああ 未来怖い

全てを夜のせいにして
日の目を見らずにはみ出たただの馬鹿野郎
みんな他人になっちゃったりして
分かってるふりも飽きちゃって
正体を見せればお前はただのクズ野郎
ああ でも分かるぜ

 

やりきれない想いを心の奥で殺せたのは
どこかでこの顔が
誰かに向けて笑いかけたこと
忘れないから
ありふれた幸福の奥の奥の奥にある
確かなオリジナル
全て抱きしめたら世に放て
僕は君に向かう

 

 

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黙ってると思いきや叫び出し、叫んでると思いきや突然黙り込む。笑ったり泣いたりロックにポップに忙しく。激しくも優しいその緩急が Seethrus の魅力です。

 

 

 

 

 

 

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世の中くだらないことばかりですね。

 

 

 

 

 

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でも みんなで Seethrus を見に行きましょう?

 

 

 

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正太でした(^ω^)