わかんない

 

 

目が見えない、耳が聞こえない、それは怖い。

体調不良の延長戦。

 

本当に怖いのは、完全に見えなくなることよりも、見えていても見る気をなくしてしまうこと。見つめることをやめてしまうこと。聞きたくなくてふさぐこと。

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そして同じように、見てもらえないこと。聞いてもらえないこと。

 

 

どこか遠い国の関係のない出来事みたいな景色だった。昼間の病院までの道のり。学生たちはひたすらに五月蝿かった。木漏れ日は綺麗であたたかった。木陰は寒かったけど優しかった。何も知らない学生達だけが邪魔だった。僕が嫌いなのは「無関心」だ。他人に対しての。でも無関心でいられることへの僻みもきっとあると思う。そもそも僕の関心と他人の関心事項は違う。それでも僕が人のことばかりを気にするのは、人から見えている僕のことばかりを気にしているからだきっと。

 

 

SNSを通して届く僕を傷つけようとして送ったであろうメッセージにも、自分の中にも少なからず似たものを感じる。悲しいけど蔑ろにできない。怒り返せるほど僕だってそんなに綺麗じゃないもの。

 

お互いにしんどいね。